✏️はじめに
「毎月、日付を手入力するの面倒すぎる…」
「1〜31まで連番入れたいだけなのに、ドラッグって多すぎるとズレちゃう」
そんなときに役立つのが、SEQUENCE関数。
行や列の「連番」「日付リスト」「カレンダー表」などを、一瞬で自動生成できちゃう超便利な関数です。
しかも、ROW関数
やTODAY関数
と組み合わせれば、動的な予定表やシフト表まで作れます!
🛠️SEQUENCE関数ってどんな関数?
構文
=SEQUENCE(行数, [列数], [開始値], [増分])
引数 | 意味 |
---|---|
行数 | 何行分の連番を作るか |
列数(省略可) | 何列分出力するか |
開始値(省略可) | 何からスタートするか |
増分(省略可) | どれくらいずつ増やすか |
基本テク:1〜10までの連番を作る
=SEQUENCE(10)
出力結果

1行で、これ。マウス操作はいりません。

美俊
次からは、1、2って順番に入れてドラッグしなくてもいいんだ!
今日から7日間の予定表を作る
=SEQUENCE(7,,TODAY(),1)
TODAY()
は「今日の日付」を出す関数- SEQUENCEで「1日ずつ増やしていく」
この作業をやってくれます。
※TODAY関数のため、更新されるので、作成後列選択で値貼り付けを推奨します。

これで、今日から1週間の予定表がすぐ作成可能です。
行・列で自由に出力したいとき
たとえば、3行×4列の連番表を作りたい。

美俊
意外と表の形で指定した順番に並べるの面倒なんだよな。。。
=SEQUENCE(3, 4)

地味だけど超使える。罫線引いてカレンダー化も可能。
応用編①:曜日ごとのシフト表テンプレ
=TEXT(SEQUENCE(7,,TODAY(),1), "aaaa")
→ TEXT関数
と組み合わせて「曜日だけ抽出」も可能!
簡単なシフト表や予定表のベースとして使える。
✏️おさらい:TEXT(セル値,”aaaa”)で、曜日に変更できるよ!
応用②:毎月1日〜月末日までを自動生成
=SEQUENCE(DAY(EOMONTH(TODAY(),0)),,DATE(YEAR(TODAY()),MONTH(TODAY()),1),1)
✏️おさらい:EOMONTH
関数で月末日を取得
DAY
関数でその月の日数を出す DATE関数
で月初スタート
→ 「その月の全日付」が毎月自動更新されるリストを一発で生成!
こんな場面で活躍!
- ✅ カレンダー作成
- ✅ 出勤簿やシフト表
- ✅ 見積書や請求書の連番整理
- ✅ 予定リストのテンプレ化
- ✅ ガントチャートの土台づくり
「日付や番号を打つだけで30分かかる作業」が、わずか1行の関数で自動化されます。
🧩 まとめ
ポイント | 内容 |
---|---|
SEQUENCE関数とは | 数字や日付の「連続データ」を生成できる関数 |
応用テク | TODAY・TEXT・EOMONTHと組み合わせると最強 |
実務での使いどころ | カレンダー・シフト表・連番生成など多岐に渡る |
SEQUENCE関数は、見た目は地味、でも一度使うと手放せない実用的な関数です。
🗣️さいごに
Excel関数の中でも、SEQUENCEは“作業を減らすための関数”。
「手でやればできること」を、関数で一瞬に変える力があります。
あなたの業務でも「手入力で時間かけてること」、ありませんか?
よければコメントで教えてください!
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