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『かぶたし』とは|高配当株を軸に、少額ずつ買い足す長期投資

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 『かぶたし』が、どういう投資なのかを書いていきます。

 『かぶたし』とは

 『かぶたし』は、高配当株を軸に、少額ずつ買い足していく長期投資のことです。

 名前はそのまま、株を「買い足す」ところから取りました。ただ、込めている意味はもうひとつあります。

 一度で完結させない、ということです。

 まとまったお金を用意して、一気に理想のポートフォリオを作るのではありません。収入が変われば買える額も変わりますし、理解できる業種も年々増えていきます。人生と一緒に、少しずつ育てていく。そういう投資でありたいと思っています。

 中身は、この3つです。

  • ① 高配当株をにする
  • 少額ずつ買う
  • ③ 一度で完結せず、買い足し続ける

 この記事で伝えたいことを一文にすると、こうなります。

一点を狙わず、平均で勝ちにいく投資

 どういう考えでそうしているのかを、「少額」と「分散」という2つの軸から書いていきます。

 なぜ「少額」なのか

 一度の判断を、小さくする

 日本株は通常100株単位で、1銘柄買うだけで10万円以上、銘柄によっては数十万円が必要になります。

 これは金額が大きいというだけの話ではありません。1回の判断に乗るリスクが大きすぎるということです。

 まとまった資金がない段階で1銘柄に30万円使えば、その1回の買値がそのまま取得単価になります。判断を誤ったと思っても、次に購入するお金が残っていません。

 単元未満株を使って10株ずつ買えば、1回の判断リスクが軽くなります。間違えても影響が小さく、次の判断ができる。投資余力(資金力)が低い私にはこちらが合っていました。

 投資で私生活を壊さない

 もうひとつの理由は、投資で失敗したときに、私生活を圧迫したくないからです。

 たとえば不動産投資は、一度の投資で数百万円から数千万円が必要になることがあります。借金をして始める人もいます。私はその方法に賛成していません。

 失敗したときに、投資だけの問題で済まなくなるからです。借金を抱えて再起できなくなったり、普段の生活にまで影響が及んだりする。そういう状態は避けたいと考えています。

  私が給与から投資に回しているのは、毎月5万円。加えて、生活費などを差し引いて余りが出た月は、その分も投資資金に回しています。投資の内訳は基本高配当株と投資信託で2対1。無理なく続けられる範囲に収めています。

 私にとって重要なのは、最大の利益を狙うことではありません。損をする可能性を低くすることです。

 なぜ「分散」なのか

 『かぶたし』でいう分散は、2種類あります。銘柄(業種)の分散と、買う時期の分散です。

 銘柄(業種)を分散する

 高配当株には、業種が偏りやすいという特徴があります。配当利回りの高い銘柄は特定の業種に集まりやすく、利回りだけを見て選んでいくと、気づけば同じような会社ばかりになります。

 そうなると、その業種に逆風が吹いたときに、保有株が一斉に下がります。

 ですので私は、一社にも、一業種にも偏らないように、できるだけ多くの業種を持ちたいという考えです。

 自分が理解して、納得できる企業から少しずつ増やす。ここでも『かぶたし』の考えが効いてきます。一度でポートフォリオを完結させる必要がないので、「今の自分に足りない業種」を、今後買い足せばいい。

 買う時期を分散する

 分散投資というと銘柄の話だと思われがちですが、買う時期を分けることも分散です。

 株価の底を正確に当てることは、誰にもできません。為替の変動、原油価格、世界情勢、投資家たちの期待と不安。自分ではどうにもできない要因で、株価はいくらでも動きます。

 だから私は、「ここが底だ」と一度に資金を投入しません。買った後にさらに下がる可能性を、最初から前提に置いておく。そして追加購入できる余力を残しておきます。

 これは「買い時を当てる方法」ではありません。「買い時を外しても平均化して損を減らす買い方」です。

 『かぶたし』が目指すもの

 収入源を増やすことで、生活に余裕(選択肢)を増やし、人生を豊かにすることを目指しています。

 例えば、月1万円でもあれば、趣味やこどもの塾代、外食など様々なものに使うことができます。「お金を理由」にあきらめていた、選択できなかったことをできる。この積み重ねが、生活に余裕を持たせることにつながると考えています。

 これも一気に作るものではありません。毎月、毎年、少しずつ高配当株を買い足して、受け取る配当を積み上げていくことで、形成される定期的な収入源です。

向いてる人・向いてない人

 『かぶたし』は、すべての人に向いた方法ではありません。合わない人もはっきりいます。

向いている人向いていない人
少ない資金から始めたい短期間で資産を大きく増やしたい
失敗しても続けられる形にしたい値上がり益で稼ぎたい
投資に時間をかけたくない一度で最適な形を作りたい
今の生活も大事にしたい効率を最優先したい

 右側に当てはまる方には、正直おすすめしません。10株ずつ買っていく方法では、大きく上がったときの利益を取り逃します。そこを狙うなら、別のやり方のほうが合っています。

 私がこの方法を選んでいるのは、いちばん儲かるからではありません。資金量と性格に合っていて、続けられるからです。

 一回の判断で勝とうとしない。投資で人生を壊さない。少しずつ株を増やし、少しずつ配当を増やす。失敗しても、次の一手を打てる余力を残しておく。

 それが『かぶたし』です。

※本記事は筆者個人の経験と考えに基づくものであり、特定の金融商品の購入や投資を勧誘するものではありません。
※投資には価格変動などのリスクがあり、元本を割り込む可能性があります。
※投資の最終判断は、ご自身の責任でお願いします。

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