✏️初めに
「複数の条件がすべて満たされているかチェックしたい」
「どれか1つでも当てはまればOKにしたい」
そんなときに便利なのが、AND関数とOR関数です。
これらの関数は、条件分岐(IF関数)と組み合わせると真価を発揮します。
この記事では、AND関数・OR関数の基本的な使い方と、実務に役立つ活用方法を紹介します。
次回は、IF関数と組み合わせた応用例を具体的に解説予定です!
🛠️AND関数とOR関数とは?
関数 | 意味 | 結果 |
---|---|---|
AND(条件1, 条件2, ...) | すべての条件が満たされていれば TRUE | 条件が全部正しければ TRUE |
OR(条件1, 条件2, ...) | 1つでも条件が満たされていれば TRUE | 条件が1つでも正しければ TRUE |
これらは「論理関数」と呼ばれ、条件判断の自動化に役立ちます。
🛠️基本の使い方
🔹AND関数
=AND(A2>=60, B2>=60)
→ A2とB2の両方が60点以上であればTRUE
、どちらかが60未満ならFALSE
🔹OR関数
=OR(A2>=80, B2>=80)
→ A2またはB2のどちらかが80点以上ならTRUE
、両方とも未満ならFALSE
✅活用例
例1:合格判定(両方合格ならOK)
=IF(AND(A2>=60, B2>=60), "合格", "不合格")
→ 国語・数学の両方が60点以上で「合格」と表示される。
例2:優遇対象(どちらかが高得点)
=IF(OR(A2>=90, B2>=90), "優遇", "一般")
→ どちらかの科目が90点以上で「優遇」となる。
🛠️応用編:IF関数と組み合わせてもっと便利に
ANDやOR単体ではTRUE
かFALSE
を返すだけですが、IF関数と組み合わせると条件分岐が自在になります。
🔸出勤判定(AND)
=IF(AND(C2="月曜", D2="出勤"), "出勤日", "対象外")
→ 「月曜」で「出勤」の人だけ「出勤日」と表示。
🔸警告表示(OR)
=IF(OR(E2="未入力", F2="未確認"), "要確認", "OK")
→ どちらかが未対応なら「要確認」と表示。
🧩まとめ
- AND関数:すべての条件が正しいときにTRUE
- OR関数:どれか1つでも条件を満たせばTRUE
- IF関数と組み合わせると、条件ごとの処理を自動化できる
- シンプルながら、データ管理・成績処理・タスク管理など幅広く使える!
🗣️最後に
あなたはどんな場面で「複数の条件をチェックしたい」と思ったことがありますか?
成績判定や業務判定、タスクの優先順位づけなど…活用の幅は無限です!
ぜひ、使い道や「こんなときにも使える?」という疑問をコメントで教えてください!
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