✏️初めに
「テストの順位を出したい」
「売上データをランキング形式にしたい」
そんなときに活躍するのが、RANK関数です。
この記事では、RANK関数の基本的な使い方から、実務で役立つ活用方法までを紹介します。
また、最後には並び順を指定できるRANK.EQ関数やRANK.AVG関数との違いにも少し触れます。
次回は、RANK関数を使った成績表の自動計算やランキング作成の実例を紹介予定です!
🛠️RANK関数とは?
RANK関数は、指定した数値が範囲内で何番目か(順位)を返す関数です。
構文は以下の通りです:
=RANK(数値, 範囲, [順序])
各引数の意味:
- 数値:順位を求めたい対象の数値
- 範囲:順位を比較するセル範囲
- 順序(省略可)
→ 0 または省略:降順(大きい数ほど上位)
→ 1:昇順(小さい数ほど上位)
🛠️活用例
例1:テストの点数の順位を出す
A列に名前、B列に点数があるとします。C列に順位を出したい場合:
=RANK(B2, B$2:B$10, 0)
この式では、B2の点数がB2:B10の中で何位かを求めます。$
を使って範囲を固定するのがポイントです!
例2:売上ランキングを作る(昇順)
売上が「低いほうがいい」ケース(例:ランニングタイムなど)では、昇順を指定します:
=RANK(B2, B$2:B$10, 1)
昇順は、小さい値ほど上位と判断されます。
🛠️応用編:RANK.EQ関数とRANK.AVG関数の違い
✅ RANK.EQ関数(RANKの新バージョン)
Excelの新しいバージョンでは、RANK関数は非推奨となり、代わりに RANK.EQ関数 が推奨されています。
機能はほぼ同じですが、将来的な互換性を考えるとこちらを使うのがおすすめです。
=RANK.EQ(B2, B$2:B$10)
✅ RANK.AVG関数(平均順位を返す)
重複値があったときに、「同順位の平均」を出したい場合は、RANK.AVG関数を使います。
例:同じ点数が2人いるとき、その2人には「2.5位」といった平均順位が付きます。
=RANK.AVG(B2, B$2:B$10)
🧩まとめ
- RANK関数は、数値の順位を簡単に出すための関数
- 順位付けしたいときに非常に便利
- 昇順・降順を指定できるので、用途に応じて使い分けられる
- RANK.EQ・RANK.AVGなどの派生関数も用途に応じて選ぶと便利
🗣️最後に
あなたはどんな場面で「順位をつけたい」と思ったことがありますか?
勉強、仕事、スポーツなど、さまざまな場面で役立つRANK関数。
ぜひ、活用シーンをコメントや感想で教えてください!
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