✏️初めに
「日付から“年だけ”取り出したい」
「今この瞬間の時刻をセルに表示させたい」
Excelでは、日付や時間を自在に分解・取得する関数がそろっています。
この記事では、よく使う日付・時刻関連の関数を8つ紹介し、基本的な使い方と活用ポイントを解説します。
次回の記事では、これらの関数を組み合わせて、勤怠やスケジュール管理に使える実践例を紹介予定です!
🛠️日付・時刻を扱う関数一覧
関数 | 内容 | 例 |
---|---|---|
YEAR(セル) | 年を取り出す | YEAR("2025/04/12") → 2025 |
MONTH(セル) | 月を取り出す | MONTH("2025/04/12") → 4 |
DAY(セル) | 日を取り出す | DAY("2025/04/12") → 12 |
HOUR(セル) | 時間(時)を取り出す | HOUR("14:30:00") → 14 |
MINUTE(セル) | 分を取り出す | MINUTE("14:30:00") → 30 |
SECOND(セル) | 秒を取り出す | SECOND("14:30:15") → 15 |
WEEKDAY(セル, [種類]) | 曜日を数値で取得 | WEEKDAY("2025/04/12") → 7(=土曜) |
TODAY() | 今日の日付を返す | → 2025/04/12 |
NOW() | 現在の日時を返す | → 2025/04/12 14:30 |
🛠️関数ごとの使い方と活用例
🔹年・月・日を分解して取り出す
=YEAR(A2)
=MONTH(A2)
=DAY(A2)
例えば、「2025/04/12」が入力されているセルA2に対して上記の関数を使うと、年だけ、月だけ、日だけをそれぞれ取り出すことができます。
🔹時間(時・分・秒)を取り出す
=HOUR(B2)
=MINUTE(B2)
=SECOND(B2)
セルB2に「14:30:15」が入っている場合、
→ 時間:14
、分:30
、秒:15
をそれぞれ取得できます。
🔹曜日を数値で取得する
=WEEKDAY(A2)
デフォルトでは、1(日曜)~7(土曜) の数値が返ってきます。
カレンダー的な処理や、祝日判定などに応用できます。
※ WEEKDAY(セル, 2)
のように第二引数を変えると、月曜始まり(1=月曜) に変更も可能!
🔹今日の日付や現在時刻を取得
=TODAY()
=NOW()
TODAY()
→ 日付だけ(例:2025/04/12)NOW()
→ 日付と時刻(例:2025/04/12 14:30)
自動更新されるので、「今日のタスク」「今の時間で集計」などに使えます。
🛠️応用編:関数の組み合わせでできること
たとえば、以下のような活用が可能です:
YEAR(TODAY())
→ 今年の西暦だけ取得WEEKDAY(TODAY())=1
→ 「今日が日曜日か?」の判定NOW()-A2
→ 開始時刻からの経過時間の計算
こうした組み合わせを使えば、勤怠管理・予約表・レポート自動生成などに役立てることができます。
次回はこれらを活用した「日付ベースの管理表」作成を実践的に紹介予定です!
🧩まとめ
- Excelでは、日付・時刻を扱う関数が非常に充実している
YEAR
〜SECOND
で日付や時間を細かく分解可能TODAY()
やNOW()
で「今日」「今」をセルに反映できるWEEKDAY
で曜日の判定も自由自在
使い方を覚えれば、Excelの管理表がぐっと便利になります。
🗣️最後に
あなたはどんな場面で「日付や時刻を分けて使いたい」と思ったことがありますか?
ぜひ、実際の使い道や、「こういうのにも使える?」という疑問をコメントで教えてください!
次回は「これらの日付・時刻関数を使ったスケジュール管理表の作り方」を紹介予定です。お楽しみに!
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