✏️初めに
「特定の商品の合計金額を出したい」
そんなとき{=A1+A3+…}と画面とにらめっこして、セル名を選択していませんか。
連続しないセル値の合計を出すのに便利なのが SUMIF関数 です。
この記事では、SUMIF関数の基本的な使い方から、実際の活用例までを紹介します。
また、最後には複数条件を扱えるSUMIFS関数についても少しだけ触れます。

美俊
いちいち、数式を自分で組み立てなくていいの楽だね!
📚本記事の目次
- 🛠️SUMIF関数とは?
- 🛠️活用例
- 🛠️応用編
- 🧩まとめ
- 🗣️最後に
🛠️SUMIF関数とは?
SUMIF関数は、1つの条件に合うセルだけを合計してくれる関数です。
構文は以下の通り
=SUMIF(範囲, 条件, 合計範囲)
各引数の意味は以下のとおりです。
- 範囲:条件を調べる対象のセル範囲
- 条件:合計したい値の条件(例:”>=10000″)
- 合計範囲(省略可):実際に合計するセルの範囲。省略した場合は「範囲」がそのまま使われます。
🛠️活用例
例1:売上が1万円以上の合計を出す
行/列 | A | B | C |
1 | 店舗名 | 売上 | エリア |
2 | A店舗 | 500,000 | 東京 |
3 | B店舗 | 350,000 | 大阪 |
4 | C店舗 | 300,000 | 東京 |
5 | D店舗 | 250,000 | 福岡 |
6 | E店舗 | 400,000 | 東京 |
A列に商品名、B列に売上が入力されているとします。
1万円以上の売上の合計を出すには次のように入力します:
=SUMIF(C2:C6, "東京",B2:B6)
この式では、店舗内で東京エリアの売上だけを合計します。

美俊
範囲、合計範囲は、同じ行範囲でないとダメみたいだね。
🛠️応用例:商品ごとの売上を出す
たとえば、店舗内で東京エリア以外の売上合計を出すには
=SUMIF(C2:C6,"<>東京"
,B2:B6
)
🛠️応用編:SUMIFS関数との違い
SUMIF関数は「1つの条件」にしか使えません。
複数の条件で合計したい場合は、「SUMIFS関数」を使います。
例:B列=「300,000」以上、C列=「東京」の売上合計
=SUMIFS(B2:B6, A2:A10, >300000, C2:C6, "東京")
🧩まとめ
SUMIF関数は、「条件に合う数値だけを合計したい」際にとても便利です。
構文を理解してしまえば、店舗やエリアごと売上分析や家計簿の費用計算など、さまざまな場面で活用できます。
さらに応用として、SUMIFS関数を使えば複数条件にも対応可能です。
🗣️最後に
あなたはどんな場面で「条件ごとに合計したい」と思ったことがありますか?
日常の中でも、思わぬところで使えるかもしれません。
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