Excel初心者用解説

知のピース×データ整理

ここでは、誰も教えてくれないExcelの基礎について解説していきます。

①Excelは日本語がわからない!?
②場所(セル)には名前がある!
③要素は「,」で区切れ!
④()でくくると1つの要素になる!


①Excelは日本語がわからない!?

Excelは、超優秀なツールですが、日本語を理解していません。

 「え?優秀なのに日本語がわからないの?」

はい。私たちが知らない言語や図、絵のように「日」と「目」が違うことはわかりますが、「日」はひやびと読むことがわかっていません。
 Excelの関数や数式は基本的に英語ベース。例えば、「足し算」は「SUM」、「条件分岐」は「IF」など。
また、数式を入力する時、日本語を混ぜるとエラーの原因になることも!

=合計(A1:A3)(エラーになる)
=SUM(A1:A3)(正しく計算される)

ポイント:「Excelの言葉(関数)を使う」

②場所(セル)には名前がある!

Excelの線で囲まれた空欄にはそれぞれ名前があります。

名前の付け方は単純で、1列目の1行目なら「A1」、2列目の1行目なら「B1」、要はアルファベットが列を、数字が行を表しています。
では、27番目「Z」の次は?


答えは、「AA」です。
セル名の場合数字のようにくらいが上がり、「Z」「AA」「AB」…と続いていきます。

例えばこのセル番地を使うことで、計算やデータの管理ができます!
例:

  • =A1+A2(A1の値とA2の値を足す)
  • =B3*10(B3の値を10倍する)

ポイント:「セルの名前(番地)を意識する」

補足:範囲を指定したい場合はセル同士が接している場合、「A1:C3」と「:」で表します。
もし離れている場合は、Excel関数などを使用して1つの要素にします。

③要素は「,」で区切れ!

Excel関数には、命令文の中に条件や範囲などといった要素を簡潔に入れるようになっています。
Excelの関数では、複数の要素を指定する時「,(カンマ)」で区切る。


例えば、=SUM(A1, A2, A3) は A1、A2、A3 の値を足す。

ただし、日本語の設定によっては「,(カンマ)」ではなく「;(セミコロン)」を使う場合もあるので注意!

ポイント:「要素はカンマ(,)で区切る」

④()でくくると1つの要素になる

Excelの計算では、数学と同じように「()」で囲むと、その部分が優先される。

例えば、
=3+5*2答え:13(掛け算が先)
*=(3+5)2答え:16(カッコの中が先)
関数を使う時も、引数(ひきすう)を「()」でまとめて指定する。
例:
=IF(A1>10, “大きい”, “小さい”)
→ A1が10より大きければ「大きい」、そうでなければ「小さい」
ポイント:「() を使って順番をコントロールする」

まとめ

本日は
①Excelは日本語がわからない!?
②場所(セル)には名前がある!
③要素は「,」で区切れ!
④()でくくると1つの要素になる!
                について解説しました。
それぞれのポイントは

・Excelの言葉(関数)を使う
・セルの名前(番地)を意識する
・要素はカンマ(,)で区切る
・() を使って順番をコントロールする
 この4つでした。

知っている人は当たり前に使い、教えてくれない部分ですがここを抑えることで、Excel関数を複数組み合わせた応用も使用できるようになります。

今日が1歩目、ここから知のピースを集め、成長していきましょう。

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